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【網膜剥離】になりました。

網膜剥離手術後のうつ伏せ状態

2024年11月5日に網膜剥離と診断されました。
わんこイベントやマラソンシーズンになって、これからという時に『なんで!』という思いがずっと回っていました。

目次

網膜が剥離しました。

私の場合の網膜剥離の原因として、強度の近視(-7.0)だった事で、眼球が長くなり網膜が薄くなった箇所から剥がれたようです。
詳しいことは参天製薬さんののホームページがわかりやすかったので参考にしてください。

主治医から今回の網膜剥離の状況説明と手術の説明がありました。

  • 30〜40%位は剥がれてる。
  • 手術が必要。
  • 黄斑部まで剥がれ視力は戻りにくい。
  • 眼内レンズのすすめ。

主治医の説明は淡々としていますが、とても分かりやすく気持ちが少し軽くなりました。
これまでは、予定していたわんこのイベントもマラソンもトレランも…色々諦めることはあったけど、今後のことを考えて腰を据えて治療に専念する気持ちになりました。このあと悔しい気持ちと落ち着いた気持ちが何度もぐるぐる回りました。

eye drops gatifuro

最初の診察から2日後の夜に手術の予定が決まりました。
手術当日まで処方された目薬は、『ガチフロ点眼液0.3%』で、朝昼晩の3回点眼します。

手術当日

受付をすると、どんな効果かわかりませんが手術前の目薬を何分かおきに何回か点眼します。
手術直前に電解質、抗菌剤の点滴が開始しました。看護師さんも優しく声をかけてくれます。

手術中

今回の術式(?)は、網膜が上下共に剥がれていたため、上下に圧力を掛ける目的で眼球内はオイルに置き換わっています。オイルを使うと、オイルを抜く手術を再度行う必要があります。

主治医より

  • ガスでも良いかもしれないけど、下側網膜が再剥離するリスクがある。
  • 剥がれた場合の再手術は、オイルにする。その場合3回手術が必要。
  • 最初からオイルにして網膜の定着を確実に行い、手術回数が2回で済む
    *通常、網膜剥離の場合、上側が剥がれて手術に至る事が多く、その場合は眼球内はガスに置き換えられます。

網膜剥離に対する網膜硝子体手術についてザックリ解説
硝子体:今回手術する眼球の中にある透明なゼリー状の組織。

硝子体手術の目的
眼内の出血や濁りを硝子体とともに取り除き、網膜にできた網膜裂孔や増殖膜を修復して網膜の機能を回復させる。

  1. 硝子体を切除するために白目に、3箇所の小さな穴を開けます。
    ①器具を入れる穴
    ②眼球の形態を保つため灌流液を入れるための穴
    ③眼内を照らす照明を入れる穴
    穴を開けるための作業の痛みはありませんでしたが、おそらく眼球に穴を開け際に眼球を「グッ」と押される感じがありました。
  2. 切除した硝子体の分だけ眼内を灌流益を満たす。
    出血や濁りは硝子体と一緒に取り除く。
  3. 網膜にレーザーを照射
    ①網膜上の膜膜をめくり、増殖膜を切り取る
    ②網膜裂孔を治す
    ③網膜にレーザーを照射する
  4. 灌流えきを入れ替える
    灌流液をガスorオイルを入れる
看護rooより

詳しい手術方法は、その時々で変化する事があるので、主治医に解説を仰いでください。

手術終了

手術自体は2時間位かな、予定よりも時間がかかりました。
手術中の心配事として、トイレ問題がありました。手術室がやや室温が低く設定され、トイレが近くなるんじゃないかでしたが、手術が終わるまでなんとか持ちました。

この日は、眼帯をして、薬局で点眼液3種類と痛み止め2種類を受け取り帰宅。

  • ダイアモックス錠250mmg
  • ロキソプロフェンナトリウム錠60mg

痛み止めはどちらも頓服で、ダイアモックスを服用しても痛みが治らなかったら
ロキソニンプロフェンナトリウムを服用する。

手術当日の就寝

手術当日の夜は、うつ伏せ枕を使用し4〜5時間は寝られました。
radikoを聴きながら寝落ちしていました。
朝はいつも通りの時間に起床しました。

私の場合、眼球内がオイルに置き換わっているので安静はするのですが
うつ伏せは2〜3日で終わり、保護用の眼帯をして手術した側を上にした横向きで就寝するように指示がありました。
これをして左を下にして、横向きで就寝しました。
手術から時間も経過して、麻酔がきれる時間になっても痛みなく過ごす事ができました。

就寝時の保護用眼帯

術後1日目 翌日の診察

眼帯を外し、この時はまだ怖くて、積極的に目を開けられませんでしたが、恐る恐る目を開けると明るく、ぼんやりと周囲の様子が見えてきました。診察前の検査では視力検査を受けた後、散瞳させるための点眼をして診察に望みます。

主治医から「順調に綺麗にくっついている。今見えてるなら視力も戻りそうだね」との話。

眼帯が外れると、2種類の目薬を2〜3時間おきに点眼。1種類を朝晩に点眼生活がスタートしました。

eye drops gatifuro
eye drops
eye drops

左2種類は2〜3時間に1滴、一番右のブロムフェナクで朝晩に1滴の点眼をします。
使い切りで目薬がなくなるまで使って、終わった時点で目薬も終了になります。
目薬の正しい使い方はこちら

術後1週間の過ごし方

第一に安静にすること!
眼球内はオイルで満たされているため、ガスに置き換えた時ほどうつ伏せにシビアにならなくても良いようです。

うつ伏せセットの頭部クッション
うつ伏せセット枕
Cの胸部部分クッション
うつ伏せセット胸部分
うつ伏せセット
うつ伏せセット外観
うつ伏せセット使用状況
うつ伏せセット使用方法

このうつ伏せセットは病院から、うつ伏せが必要な期間レンタルさせていただきました。

術後1週間 診察

手術当日から1週間は目に水が入らないように、首から下だけの入浴だったので、この日からシャワーで頭を洗えることがとても待ち遠しかった。でも1週間ずっと頭を清潔に保っていてくれたドライシャンプーさんありがとう。

Dry Shampoo

術後2週間 診察

眼球はまだ赤みがありますが、特に痛みもなく過ごしています。
術前よりも裸眼の状態で遠くが見えるのは、眼球内のオイルによる屈折率の影響により、
手元よりも遠い景色の方がやや見えやすい状態にあるとのことです。

運動の許可も出たので、ランニングを少しずつ再開していこうと思います。
ただし、コンタクトスポーツ、ボクシング、空手、トランポリン、
道路の舗装工事に使う舗装面を叩き固める機械(ランマーって言う名前らしいです。)など、
頭や目に振動が加わるものは控えるように指示がありました。

術後6週経過 オイル抜去

剥離の状態も落ち着いてきていたので、オイル抜去の手術が最初の手術から6週間後に行いました。

ざっくり言うと、眼球内のオイルを抜いて、水に入れ替える手術です。
ただし私の場合、結果的にガスを入れることになりました。

オイルを抜き水を入れる作業の際に、いろいろあったようで再度レーザー照射により剥離を抑える作業を行いました。
ガスを入れて2〜3日はうつ伏せ生活をしましたが、術後の状態も良好という事で日中はできるだけ下向きで、
就寝は側臥位OKの許可が出ました。

再手術後1週間の診察では、日常生活を大人しく過ごすことの許可が出ました。
予想外のオイル抜去後の状況でしたが、経過が順調との事です。
ガスが抜けた状態では、「白いモヤがかかってる」「光がいつもより眩しく感じる」などありすが、時間と共に改善していくことになると思います。
ただし、歪みは最初の手術から大きな変化はないので後遺症として仲良く付き合っていく必要がありそうです。

引き続き気を抜かず調子に乗って目を過酷な状況にしないように大切にしていきたいと思います。左目くんも休む時間を作ってあげないと。

サングラスや帽子など、目を保護する物を検討していきたいと思います。

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